第35回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」で小林浩康監督らが「カセットガール」を解説!

番組では、第35弾作品である「カセットガール」の監督を務めた小林浩康氏、アートディレクション・キャラクターデザインを務めたコヤマシゲト氏、脚本を手がけた榎戸洋司氏、CGI作画監督を務めた松井祐亮氏、スペシャルエフェクトアニメーターを務めた仲眞良一氏、企画協力の鶴巻和哉氏をゲストに迎え、「カセットガール」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

 

<出演者プロフィール>

■原案・監督:小林浩康
 マットぺインターとして映像業界に入ったのち、CGアーティストを経てスタジオカラー参加。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』よりCGI監督、モニタデザイン等のデザインワークスを務める。
 代表作:『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズ CGI監督/デザインワークス
     CGアニメMV 『メーウ pair* Factory MIX』(CGデザイナー)
     CGアニメPV 『魔神STATION』(CGデザイナー)
     CGアニメPV 『ベネッセチャレンジイングリッシュ』(CGデザイナー)
     他、デザイナーとしても作品に参加する。

■アートディレクション・キャラクターデザイン:コヤマシゲト
 デザイナー。1975年/東京都出身。04年、OVA『トップをねらえ2!』に
 メカニックデザイン・ゲストキャラクターデザインとして参加したのをきっかけに、
 多数のアニメ作品にかかわる。
 代表作:HEROMAN(キャラクターデザイン)/ヱヴァンゲリヲン新劇場版(デザイン
     ワークス・原画)/キルラキル(アートディレクター/2ndエンディング)/ 
     ガンダム Gのレコンギスタ(デザインワークス)/ベイマックス(コンセプト
     デザイン) / 日本アニメ(-ター)見本市第14話『SEX and VIOLENCE with MACHSPEED』
     (デザイン・ストーリー原案)/ 日本アニメ(-ター)見本市第15話『おばけちゃん』(監督)

■脚本:榎戸洋司
 代表作:『新世紀エヴァンゲリオン』『フリクリ』『トップをねらえ2!』
     MV『上からマリコ/AKB48』など

■CGI監督:松井祐亮
 代表作:『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(CGIリードアニメーター)/
『そにアニ #6EDアニメーション「ナイトメア・バスター」』(監督)/
日本アニメ(-ター)見本市第24話『神速のRouge』(副監督)

■スペシャルエフェクトアニメーター:仲眞良一
 参加作品:日本アニメ(-ター)見本市第2話『HILL CLIMB GIRL』(アニメーター)
      日本アニメ(-ター)見本市第24話『神速のRouge』(3D作画)

■企画協力:鶴巻和哉
 代表作:『トップをねらえ!2』/『フリクリ』/『新世紀エヴァンゲリオン』/『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ/
日本アニメ(ーター)見本市第1話『龍の歯医者』(アニメーション監督)/日本アニメ(ーター)見本市第19話
     『I can Friday by day!』(監督)

 

<制作秘話レポート>

【カセットガールについて】
 本作制作のきっかけは小林監督がCGベースでアクションアニメをやりたいと思ったこと。そこからスタッフが集結し、本作を制作することになりました。作品を彩る派手なCGアクションには視聴者からも絶賛のコメントが贈られていましたが、小林監督は「作業は地味なんですよ。小さなことからコツコツと(笑)」と謙虚なコメントをしました。

 一方、キャラクターデザインのコヤマシゲト氏は当初、企画のネタ出し役として協力するつもりだったとのこと。そこで気軽にキャラクターについて意見しているうちに、正式なスタッフとして参加することになったのだといいます。

脚本として参加した榎戸氏は、本作のテーマである「ビデオデッキ」に注目。「ビデオデッキ型のパワードスーツじゃなくて、パワードスーツ型のビデオデッキだと面白いんじゃないかと思いました(笑)」と逆転の発想で構想を練ったことを明かしました。

 本作で注目すべきポイントの一つが、CGアニメであるという点。CGI監督として参加された松井氏は、特に主人公の体のラインに対するこだわりを熱く語り、小林監督も「松井君の描く絵は、こういう風にしたいんだという思いが伝わってくる」と賞賛しました。

スペシャルエフェクトアニメーターとして参加された仲眞氏ですが、実はエフェクトを担当されたのは初めて。試作を繰り返しながらエフェクトを作り上げていったとのことで、その完成度には小林監督も大満足の様子でした。

 

【氷川の二度見】

 アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「Uローディング」。

 Uローディングとは、ビデオテープの仕組みに由来する言葉です。本作に登場するベータ方式のカセットテープには様々な歴史があり,技術的にも非常に奥深いもの。氷川氏はそこに「ビデオ愛」を感じたと語ります。番組では実際に小林監督が持ってきたベータビデオも登場。懐かしのビデオテープトークで盛り上がりました。

 

【クリエイターの法則】
 番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

 仲眞氏は「線」と回答。
「やはり線のタッチでやわらかくなったり、そういうの線の魅力が3Dでも表現できるようになれば」(仲眞氏)

 榎戸氏は「ラブレター」と回答。
「創作物は何らかのラブレターだと思っています。そういう気持ちでずっと作っていきたいです」(榎戸氏)


 
小林監督は「尊敬」と回答しました。


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