第34回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」で沖浦啓之監督らが「旅のロボから」を解説!

10月5日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第34回放送を実施しました。番組では、第34弾作品である「旅のロボから」の監督を務めた沖浦啓之氏、作画監督を務めた本田雄氏、音楽を手がけたJames Panda Jr.氏をゲストに迎え、「旅のロボから」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

 

<出演者プロフィール>

■原案・脚本・監督:沖浦啓之
代表作品:『AKIRA』/『老人Z』/『蒼き流星SPTレイズナー』/『人狼 JIN-ROH』『ももへの手紙』(監督)/『GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊』『イノセンス』(キャラクターデザイン・作画監督)

■作画監督:本田雄
代表作品:『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ /『千年女優』/『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ /日本アニメ(ーター)見本市第6話『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』(原案・キャラクターデザイン・監督)

■音楽:James Panda Jr.
2009年に日本の音楽ユニットPANDA 1/2のメンバーとして登場。『世界初のパンダ1頭と人間1人による音楽ユニット』というキャッチコピーとともに、2010年にメジャーデビュー。また小松未可子さんなど他アーティストへの楽曲提供や、プロデュース業、ラジオパーソナリティとしての活動など精力的に活動中。

 

<制作秘話レポート>

【旅のロボからについて】
本作制作のきっかけについて沖浦監督は「前からエアストリーム(キャンピングカー)をアニメに出したくて、エアストリームの取材に行ったりしました」とコメント。当初は子どもとエアストリームの物語を考えていたそうですが、声優の山寺宏一さんと林原めぐみさんに合う役を考え、本作のキャラクターを生み出したのだといいます。

沖浦監督はエアストリームの魅力について「今回使っているのは1960年代後半くらいのものですが、オーナーがカスタマイズするので、同じものが存在しないんです」とコメント。また、今回は60〜70年代のエアストリームを採用したそうで、車体に磨きをかけると鏡面のようになるところが気に入っていると語りました。

本作では音楽も印象的な仕上がり。担当されたJames Panda Jr.氏は「普段やらないような仕事ができたのがよかった」と制作を振り返ります。当初、沖浦監督からは「ギターの音だけで」というオファーがあったとのことで、これは沖浦監督がかつて好きだったアニメ「白い牙」の音楽がギター一本で演奏されていると記憶していたため、そこへのオマージュを込めたものでした。

ところが、改めて沖浦監督が「白い牙」を見返してみると、ギターだけではなくハーモニカなどもかなり使われており、そういった情報をJames Panda Jr.氏とやりとりした結果、本作の楽曲が誕生したのだそうです。

番組ではこのほか、本田氏による絵コンテも公開され、ニコニコ生放送でも大反響となっていました。

 

【氷川の二度見】
アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「金属の表情」。
本作における「金属の表情」とは、エアストリームの金属感のこと。鏡面のようになっているエアストリームの金属を見て氷川氏は「金属にこだわりのある作品である」と感じたのだとか。そこからロボットが登場してエアストリームの中で物語が発展していくわけですが、エアストリームの金属感とロボットという組み合わせが面白いと氷川氏はコメントしました。

 

【クリエイターの法則】
番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

James Panda Jr.氏は「らんま1/2」と回答。
James Panda Jr.氏が大好きな作品が「らんま1/2」とのことで、今回林原めぐみさんにお会いされたのが一番緊張した瞬間だったそうです。

沖浦監督は「文化祭もしくはただの快楽」と回答。
「小学校卒業からアニメを作っており、中学では文化祭で短編を作って見てもらっていました。
今回短編を久しぶりにやってみて、文化祭のワイワイやったりするお祭り的な要素がありました」(沖浦監督)



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