第29回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」で吉浦康裕監督らが「ヒストリー機関」を解説!

8月31日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第29回放送を実施しました。番組では、第29弾作品である「ヒストリー機関」の原案・脚本・監督を務めた吉浦康裕氏と、キャラクターデザイン・作画監督を務めた碇谷敦氏をゲストに迎え、「ヒストリー機関」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

 

<出演者プロフィール>

■原案・脚本・監督:吉浦康裕 代表作:『イヴの時間』(シリーズアニメーション/原作脚本監督)『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』(デザインワークス)『サカサマのパテマ』(劇場アニメーション/原作脚本監督)『アルモニ』(短編アニメーション/原作脚本監督)

■キャラクターデザイン・作画監督:碇谷敦 代表作:『はたらく魔王さま!』(キャラクターデザイン・総作画監督)『アルモニ』(キャラクターデザイン・作画監督)『Fate/Zero』(キャラクターデザイン・作画監督)『Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 』(キャラクターデザイン)

 

<制作秘話レポート>

【ヒストリー機関について】

本作制作のきっかけは吉浦監督が碇谷氏に「何かやりたいものはありますか?」と質問したこと。
これに碇谷氏は、「ゾンビものとか戦争ものとかがやりたい」と答え、その言葉をヒントに吉浦監督は「ハリウッド映画を発掘する」というアイデアを発想し、1週間ほどで本作を企画したといいます。
さらに吉浦監督は「ストーリーとは関係なく、描きたいシーンを碇谷さんに羅列してもらった」ともコメントしました。

実際に作業する机も吉浦監督と碇谷氏は隣同士だったということで、碇谷氏は「こういう絵がほしいという要望が監督からきて、常にやりとりしながら作りました」と当時を振り返りました。

本作の最大の特徴は、古今東西の様々な名作映画やアニメへのオマージュが入っていること。
ニコニコ生放送視聴者もキャラクターやシーンを見ながら「これはあの作品かな」と予想して楽しんでおり、吉浦監督や碇谷氏も「皆さんにすごく拾っていただいて嬉しいですね」と笑顔を見せていました。

さらに放送では作品のシーンをスライドで見せながら、オーディオコメンタリーならぬ「スライドコメンタリー」を実施。
吉浦監督と碇谷氏の映画への熱い思いと、本作にかける情熱をたっぷりと語っていただきました。

 

【氷川の二度見】


アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。
今回のテーマは「ブロックノイズ」。
ブロックノイズとは画面に走るブロック状のノイズのこと。本作のラストシーンにはあえてブロックノイズ演出が使われており、氷川氏はここに「世代差」を感じたといいます。

映像の世界ではノイズをあえてつける手法がありますが、
時代によってブロックノイズだったりホワイトノイズだったりフィルムに傷をつけたような処理だったりと変化するとのこと。ノイズ一つとってみても奥の深い世界なのだそうです。

吉浦監督はこれに「まさに核心なんですが、自分でも言われてハッと気付かされました」とコメントしました。

 

【クリエイターの法則】
番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

碇谷氏は「人生」と回答。
「人間関係から生き方まで人生のすべてがアニメに関わっているので」(碇谷氏)



前のニュースPrev ニュース一覧を見るMore News 次のニュースNext