第17回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」が放送 「三本の証言者」制作秘話をうつのみや理監督らが解説!

4月13日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第17回放送を実施しました。番組では、第17弾作品である「三本の証言者」の監督を務めたうつのみや理氏、作画監督補佐を務めた西尾鉄也氏をゲストに迎え、「三本の証言者」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

 

【うつのみや氏、西尾氏について】

<プロフィール>

■監督:うつのみや理
 キャラクターデザイン・作画監督を務めた「御先祖様万々歳!」は通称「御先祖様ショック」と
 呼ばれる程、当時のアニメーター達に多大な影響を及ぼした。
 代表作:御先祖様万々歳!/とべ!くじらのピーク(キャラクターデザイン・作画監督)/
 妄想代理人8話(絵コンテ演出)/NEXT A-Class(3DCG監督)/ など

■作画監督補佐:西尾鉄也
 代表作:人狼/イノセンス/NARUTO -ナルト-/スカイ・クロラ/ヱヴァンゲリヲン新劇場版

 

【三本の証言者について】
 うつのみや監督は制作のきっかけについて、「去年の頭くらいにスタジオカラーさんからやってみないかと言われた」とコメント。また、「本作は以前から考えていた案だったが、6分という尺の縛りに悩んだ結果、がらりと内容を変えた」とも語りました。

 その後、うつのみや監督の演出作品には欠かさず参加しているという西尾氏が今回もスタッフに加わり、制作がスタート。

うつのみや監督は本作に取り入れた新たな試みとして、「影の付け方が従来と変わっているんです。現実の生活や映画を観察し直して、影の入り込み方を研究し、人間の目線に近づけました」とコメント。

 圧倒的な臨場感とリアリティを追求したうつのみや監督は、「世界にフラットな光そのものってないんじゃないかと思うんです。光には色があって、その影響を受けることは避けられない。それなら、色をプラスに考えて面白い色味の世界を作ってみようかなと」と、リアリティについて言及しました。

 また、うつのみや監督は、「人間がしゃべるときは手を揺らしたりするものです。それは計算しているわけじゃなく、なにか目的を持ってしゃべるとき以外、人間はある程度散漫になる。無駄に手を組んだり、貧乏揺すりしたりと無意識の動作をやるんです。本作にはそれを入れて、臨場感を出したいと思いました。これは、西尾くんが得意としている分野です」ともコメントしました。

 男性キャラクターがすべてスーツを着ているところにこだわりを持っている西尾氏は、

「スーツはしわが独特な影を生み出したりして、難しいけど面白いんですよ。楽しくできましたね」とコメント。

 うつのみや監督は声優として出演している山寺宏一氏と林原めぐみ氏の演技についても絶賛。
「特に林原さんは、二つの役同士で会話するという難しいことをやっていただきました」(うつのみや監督)

 

【氷川の二度見】
 アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「アイレベル」。
これはつまり、カメラが「目線の高さ」にあること。

氷川氏は、本作の「緊張感」に着目。第三者視点のカメラが 「この映像が何なのか考えたとき、カメラが見た目の高さから動かない。第三者視点の俯瞰カメラはなく、あたかもその場に立ち会っているようなカメラしかない。だから引きこまれて緊張する」と解説しました。

 

【クリエイターの法則】
 番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

 西尾氏は、「曲がり角」と回答。
「最近はデジタルの流れがアニメの作画にもきていて、手描きアニメーションもそろそろ曲がり角。それに抗うのか受け入れていくのか」とコメントしました。

 うつのみや監督は、「名前」と回答。
「僕は名前じゃなくて作品を残したい。その意味でアニメとは僕にとっての名前」とコメントしました。

日本アニメ(ーター)見本市、次回は第18話「オチビサン」が4月17日(金)に配信予定です。

また、これまでの作品を振り返る特別番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の次回放送は4月20日(月)放送予定です。

視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv214861814



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