第18回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」が放送「オチビサン」制作秘話を川村真司監督らが解説!

4月20日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第18回放送を実施しました。番組では、第18弾作品である「オチビサン」の監督を務めた川村真司氏、美術・プロデューサーを務めた相原幸絵氏、ストップモーションアニメーションプロデューサーの前坂栄司氏、ストップモーションアニメーションアニメーターの根岸純子氏、ストップモーションアニメーション撮影監督の杉木完氏、コンポーザーの松尾謙二郎氏、中村優一氏をゲストに迎え、「三本の証言者」の制作秘話に関して語り合っていただきました。なお、川村監督、松尾氏、中村氏はスカイプでの出演となりました。

 

【川村氏、相原氏、前坂氏、根岸氏、杉木氏、松尾氏、中村氏について】
<プロフィール>
■監督・脚本:川村真司
 クリエイティブ・ラボPARTYクリエイティブディレクター/共同創設者。
 数々のブランドのグローバルキャンペーンを始め、プロダクト、テレビ番組開発、
 ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。カンヌ広告祭をはじめ
 数々の賞を受賞し、アメリカの雑誌Creativityの「世界のクリエイター50人」や
 Fast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100人」、AERA「日本を突破する100人」に選出。

■美術・プロデューサー:相原幸絵
 テレビCMの企画・制作を中心とした、総合映像制作会社『太陽企画』プロデューサー。
 ミュージックビデオ、webムービー、コマーシャルフィルムを中心に、
 実写からアニメーションやCGに至るまで、ジャンルを問わず、クラフト力の
 高い映像作品を手掛けており、One Show、Webby Awards、メディア芸術祭など、
 国内外のアワードで数々の賞を受賞。

■ストップモーションアニメーションプロデューサー:前坂栄司
 株式会社ドワーフプロデューサー。映像制作、キャラクター開発、web、   
 絵本など幅広い分野で活動中。
 代表作:東京モノレールキャラクター モノルン/こまねこの こまったこまった ぬいぐるみ

■ストップモーションアニメーションアニメーター:根岸純子
 株式会社ドワーフアニメーター。
 代表作品:林野庁テレビCM/木材利用ポイント『木でつくろう』篇/
ウォルト・ディズニー・ジャパン「UniBEARsity」PV/
Superflyさんの「Roll Over The Rainbow」PV

■ストップモーションアニメーション撮影監督:杉木完
 株式会社ドワーフ撮影監督。
 代表作:PLUG/こまねこのおるすばん/どーもくん

■コンポーザー:松尾謙二郎
 音楽制作会社インビジブル・デザインズ・ラボ代表/作曲家/クリエイティブディレクター
アーティストサウンドを軸とした作曲表現と物作りで、アナログ、デジタルを
またぐクリエイティブで活動、ソフトウエア、ハードウエアを駆使した表現への 
挑戦を続けている。

■コンポーザー:中村優一
 インビジブル・デザインズ・ラボ創立メンバー/コンポーザー
感覚とイメージから引き出す自由な作曲感覚で、
CM音楽、ゲーム音楽、サウンドロゴなどの作曲を行っている。
 invisi dir.より「KAMRA」名義でフルアルバムを発売。

 

【オチビサンについて】
オチビサンを手がけた川村監督は、同作品について、コマ撮りアニメーションでもあり、クラウドファンディングを活用したことでも話題になった本作への思いを、「クラウドファンディングで一般のかたと一緒に作っていこうとやってきたので、できあがったものを見ていただいて嬉しいコメントをいただいて感無量です」と語りました。

相原氏は本作制作のきっかけとして「『オチビサン』アニメ化の話をいただき、企画は昨年の今頃には始まっていました。ストップ・モーションにしようというのは最初から決まっていて、モチーフを検討していました。春夏秋冬のモチーフを決めたのですが、始めてみたら大変で(笑)。やったことないことをコマ撮りでやりたかったんです」とコメント。

膨大な数のパーツを組み合わせながら一コマずつ撮影してアニメーションのようにつなげていく「ストップモーション」という手法で制作された本作に対して、ストップモーションアニメーションを手がけている根岸氏、前坂氏は、以下のようにコメントしました。
「弁当箱のシーンでは、素材に一部本物の食材が使われています。お弁当だからおいしそうに見せたかったのです」(根岸氏)
「冬に撮影していたときは、暖房の風でパーツが飛ばされるので、つけられませんでした。寒かったです(笑)」(前坂氏)

音楽についても多大な苦労やこだわりがあった松尾氏は、「最初に作った『春の音』が方向性の変更により一度ボツになった経緯もあったが、やってみると、こっちの方がよかったなと」とコメント。

それに対し中村氏は、「絵に音楽を合わせるのがすごく好きなので、やっていて楽しかったですね」とコメントしました。

 

【氷川の二度見】

アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「物量と集中力」。

氷川氏は、ストップモーションアニメの名手、レイ・ハリーハウゼンを例に出しながら、「今回の作品を見て、彼が『ストップモーションの大敵は電話だよ』と答えていたことを思い出しました」とコメント。ストップモーションには集中力が欠かせないと強調し、「物量と集中力」という言葉で、「オチビサン」製作陣の仕事ぶりに賞賛を贈りました。

 

【クリエイターの法則】
番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

川村監督は「時間をつくる」と回答。
「アニメは映像表現の中でも静止画の連続を意識させられるもの。今回はその極限に挑戦した」(川村氏)

松尾氏は、「音をつけずにいられないもの」と回答。
「音をつけたくなっちゃうんですよね」(松尾氏)

中村氏は、「憧れ」と回答。
「アニメを見て育ったので、未だに憧れです」(中村氏)

杉木氏は、「マジック」と回答。
「手品とも言えるし、うまくいけば魔法になる」(杉木氏)

 

根岸氏は、「つながり」と回答。
「本作で人とのつながりもできたので」(根岸氏)

 

前坂氏は、「表現の幅が広い」と回答。
「ものすごく幅が広くて、コマ撮りも新しい表現を作っていければ」(前坂氏)

 

相原氏は、「学び」と回答。
「これだけ長い期間、長いアニメーション作品を作ったのが初めてでした。勉強にもなりました」(相原氏)

 

日本アニメ(ーター)見本市、次回は第19話「I can Friday by day!」が4月24日(金)に配信予定です。

また、これまでの作品を振り返る特別番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の
次回放送は5月4日(月)放送予定です。

視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv214861865

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